ドル円
先週の4月30日は日銀、FOMC、ECBを消化したこともあり、月末のロンドンフィキシングに向けてユーロ、ポンドが急上昇。それにつられてドル円も急上昇する展開になりました。
しかし、経済指標の悪化、政策金利の低水準、さらにはコロナの拡大でトランプ大統領が中国への責任追及や中国への関税引き上げ検討など、米中問題が再熱していることもあり、上昇しても上値は107円半ばまでと引き続き戻り売りの展開が続いています。
現在は4月続いた107円前半~108円付近のレンジを下抜け1段下で106.40付近を安値にもみ合っているわけですが、今週はADP雇用統計、新規失業保険申請件数、雇用統計など注目指標が目白押しです。
市場はある程度経済の悪化を織り込んではいることもあり、106.40を下抜けて急落する可能性は低そうですが、悪材料が多いため上値も限定的と見ています。指標の結果を受け、織り込み済みで上昇してきても106円前半~108円付近のレンジのちょうど中間にあたる107円半ばでは円高圧力が強まることから戻り売りを狙っていきたいです。ただ、GW明けには仲値需要も増加してくるため来週前半は107円半ばで張り付く可能性もありますので、
仲値消化後、引き付けてからの売り。仮に、経済指標の悪化を受け106円前半の低水準に推移している場合には仲値にかけて短期的に買いを狙っていきたいと考えています。
