先週8日に発表された米雇用統計の結果ですが
非農業部門雇用者数 予想 -2200万人 結果 -2050万人
失業率 予想 16.00% 結果 14.7%
という結果となり、わずかですが予想よりも良かったことが好感され、上昇しました。
さらに、コロナ拡大でトランプ大統領が中国への責任追及や中国への関税引き上げ検討など、米中問題が再熱していることもあり、上値は重かったですが、8日中国側と米国側での電話会談では一転、貿易合意を実行するため好ましい環境づくりを行い、経済と公衆衛生の面で協力することで両国が一致したことが発表されると米中問題への不信感の後退から上昇に拍車をかける展開となりました。
以前の記事でも書いた通り、GW明けて今週月曜日には仲値の買いが入りさらに上昇しました。こちらが以前の記事です↓
http://gerkun-blog-4.com/今週、来週のドル円/
他にも、ムニューシン米財務長官が「失業率は7月以降改善するだろう」と発言したことやサウジアラビアが6月に日量100万バレルの原油の減産を示唆していることからも上げ材料が重なりドル円は上昇しています。
欧米では一部経済活動が再開されたり、ロックダウン解除の見通しが立っているところもあり、好材料とされましたが、コロナ感染の第2波の拡大の懸念材料もあり板挟み状態です。
ここからのドル円のシナリオは、ショートカバーで107.75付近を高値に付けていますが、引きつづきもみ合いながらも下目線を見ています。
もう少し高値圏に張り付きそう、明日の13日水曜日以降に短期チャートパターン形成後の1時間足目線でのトレント転換ポイントor108円乗せも視野に入れ、4時間足、日足レベルでの天井ポイントでの逆張りどちらかで考えています。
ただ105円台は大口の買いが入っていることからも、もう一度105円手前で反発すれば大きく買い戻される可能性も考えられるので、ポジション保有期間は短めでいきたいです。
