損切りって損失を認めるわけですから、正直したくないですよね。
でも、損切りが出来ないと効率よく資金は増えないし。
分かってはいるんですけど、私も最初は損切りが苦手でした。
しかし、「表裏一体の法則」と損切りを照らし合わせたときに、
以前より格段に損切りへの抵抗が減り、資金の増加効率も良くなったので
その「表裏一体の法則」を紹介したいと思います。
表裏一体の法則
表裏一体とは
2つのものの関係が裏と表のように密接で、切っても切り離せないこと。
を言います。
この世の中には
裏と表
光と影
プラスとマイナス
生と死
成功と失敗
などありとあらゆるものにこの「表裏一体の法則」があります。
どちらか1つだけではそこに価値はありません。
生と死を例にあげると、
人間が絶対に死なない生物だとしたら、誰が生きてることに価値を見出しますか。
死なないと分かっていれば、健康に気を遣う人は少ないでしょうし、物事を後回しにして努力することを怠るでしょう。
人は絶対に死ぬ。
この事実があるからこそ、健康に気を遣うし、努力するのです。
「死」があるからこそ今生きているという「生」の価値に気づくのです。
このように一見正反対なものでも、お互いが存在することによって、お互いに価値が生まれます。
質量は2つとも同じになる
この2つの質量どちらか片方だけが大きくなったり、小さくなったりすることはありません。プラスの質量が大きくなればマイナスの質量も大きくなるということです。
ライバル同士が切磋琢磨していくように、
どちらかが大きくなると逆にもエネルギーが働き、もう片方も大きくなります。
どちらかが小さくなると逆にもエネルギーが働き、もう片方も小さくなります。
身近な人の「死」に直面すれば、より自分の「生」について意識するでしょうし、
死への意識が薄れているときは、生きてることへの感謝が薄れます。
表裏一体の逆のエネルギーは会社経営でも同じです。
大きくリスクを取り、大儲けを狙うときには裏では逆にもエネルギーが働いており、大損する可能性も大きくなります。
「表裏一体の法則」はこの2つのバランスが保たれることで成り立っています。
逆のエネルギーを断ち切る
FXの世界で「表裏一体」は
勝ちと負け
利益と損失
上昇と下落
といった感じでしょうか。
勝っているときには逆にもエネルギーが働いているため、次に負ける可能性も大きくなります。
含み益が出ていても、それと同じ分含み損になる可能性があります。
上昇が続いているときには、その上昇分の下落が起こり得るということです。
では、この法則を理解していれば、トレードで何をしなければならないのか。
損切りです。
逆のエネルギーが働くことを想定して、損切りをすることにより、逆のエネルギーを断ち切るのです。
表裏一体の法則に元ずくと、利益を増やそうとすると、その分の損失の可能性があります。
しかし、逆のエネルギーを断ち切り、その損失を最小限にして次に利益を増やせるチャンスを作れるのが損切です。

表裏一体の法則の逆にもエネルギーが働くことが分かっていれば、無理な損失を許容したり、損切りが出来ないなんてことはしないはずです。
また、逆にもエネルギーが働くことが分かっていれば、利確目標値になってもさらに利益を追っかけて利確しないなんてことはしないはずです。
逆のエネルギーが働くのを断ち切り、リスクリワードのリワード比率をあげ、トレードを行うことで利益を積み上げていきましょう。